今回はモンブランについてのブログです。
あの筆記具で有名なモンブランです。
最近大量にモンブランを入荷したのでそのためです。
モンブラン、私も昔持っていたことがあるのですが、
結局高級すぎて全く使わず売ってしまった思い出があります…
なぜかと言うと、
私の字なんて大して綺麗でもなく、
また誤字が半端じゃなく多いので、
数万円もするペンで書くようなものでもないんです。本当に。
モンブランは使う人を選びますね。
モンブランはその名前からフランスやスイスの企業っぽいのですが、
元々はドイツ、ハンブルクの企業でした。
(現在はスイスの企業です。)
1906年に万年筆の製造から開始し、
1909年にモンブランという名称が確立、
1924年にはマイスターシュテュックが販売開始されます。
100年以上筆記具の製造を続けるモンブランは、
その品質の高さと上品さから、
コレクターがとても多く、
コレクションアイテムもたくさんあるのが特徴です。
今回はアンティークショップらしく、
やや古いモンブランの筆記具をご紹介したいと思います。
さて、今回ご紹介する商品は、
前述したようにモンブランオンリーです。
マイスターシュテュック ボールペン、
マイスターシュテュックNo.29 万年筆、
マイスターシュテュックNo.146 万年筆、
ヘミングウェイ 万年筆、
以上の4点をご紹介していきます。
まずはモンブランのボールペンからご紹介します。
こちらのボールペンは、
一番ベーシックなマイスターシュテュック・クラシックです。
こちらのマイスターシュテュック・クラシックは現在も製造販売しているラインです。
マイスターシュテュックには様々な色や大きさがあるのですが、
こちらはクラシックサイズと呼ばれる一番ベーシックなサイズと、
ボディーが黒、金属はゴールドコーティングされた美しいボールペンです。
繰り出し式のボールペンで、
使いやすさが抜群で、
重さも20g程度と筆記にちょうどいい重さも魅力です。
この形の物を以前持っていたのですが、
新品よりも中古の方が扱いやすいような気がします。
中古は既に手に馴染んだ感覚があるので、
なめらかで書きやすく、
新品にはない独特な味があります。
新品を使い続けて自分のものにしていくのも素敵ですね。
ベーシックなモンブランのボールペン、
日常使い用として活躍してくれること間違いなしです。
続いての商品は、
モンブラン・マイスターシュテュックの万年筆、No.24です。
こちらのNo.24は現在では生産されていないシリーズで、
1960年代に製造開始され普及した「二桁シリーズ」と呼ばれる型の一つです。
二桁シリーズとはその名の通り、
二桁の製品ナンバーのシリーズです。
現在では二桁ナンバーの商品は中古でしか手に入れることはできません。
さてこちらNo.24ですが、
二桁シリーズの中では最も普通の商品です。
二桁シリーズには24の他にも、
12、14、32、74、82 etc...色々あるのですが、
高級ラインの10番台と70番台以上、
廉価版の30番台、
そして20番台が普及品と呼ばれています。
(詳しくはこちらのサイトがとても参考になります。
万年筆おやじの健忘録:MONTBLANC 「誰でもわかる2桁入門」(その1) )
この24はペン先が14金です。
高級ラインと呼ばれるものは18金です。
この辺りで価格差を付けているわけですね。
普及品といえどやはりモンブラン、
滑らかな書き心地はとても上質なものがあります。
この二桁シリーズ特有なペン先が樹脂で覆われているデザインも、
1960年代っぽくレトロでおしゃれですね。
万年筆を愛用される方には、
是非日常使い用としておすすめしたい一品です。
続いての商品は、
モンブラン・マイスターシュテュックの万年筆、No.146です。
こちらの万年筆は、
一部現行のものと異なりますが、(ペン先のカラーが異なります)
現在でもモンブランで製造販売されているシリーズです。
こちらのマイスターシュテュックは、
ル・グランと呼ばれるモンブランの中で2番目に大きい万年筆です。
大きいと言っても3番目のクラシックサイズと数ミリの違いなのですが、
このミリ単位の違いでシリーズを変えるところもモンブランのなせる業ですね。
こちらのマイスターシュテュックNo.146ですが、
ブラックの本体とゴールドのパーツがとても大人っぽい印象です。
限定品でないものですと、
パーツがプラチナやレッドゴールドなどもあります。
とてもシックな万年筆です。
先ほどご紹介したNo.24と比較してみたのですが、
No.146の方が一回りくらい大きい印象でした。
グリップもしっかりとした幅があるので、
安定した書き心地を楽しむことが出来るかと思います。
特別な時に特別なペンを使用したい、
そんなイメージにぴったりの万年筆です。
最後の商品紹介です。
最後はモンブラン作家シリーズの第一弾、ヘミングウェイです。
この作家シリーズ、
シリーズと言うからにヘミングウェイだけではありません。
アガサ・クリスティーやシェイクスピア、ドストエフスキーなどなど、
有名作家をイメージした筆記具が現在も数量限定で販売されています。
(2017年は星の王子さまのサン=テグジュペリだそうです。)
これら作家シリーズの素敵なところは、
各作家のイメージに沿ったデザインが施されているところではないでしょうか。
こちらのヘミングウェイは初代ということもあり、
他の作家に比べ若干装飾性に欠けるかなという部分がありますが、
この静かな美しさもヘミングウェイらしさなのでしょう。
(今年のサン=テグジュペリのペン先には☆マークが施されていて!!です!)
さてこのヘミングウェイ、
今までのクラシックやル・グランなどとかなり異なっています。
このヘミングウェイのベースとなったペンは、
1930年代のNo.139というモデルです。
相当昔のモデルを使用しているわけです。
この139、軸がかなり太いです。
ペン先は18金でこちらも結構大きいです。
図太いイメージのヘミングウェイ万年筆、
書き心地の好みは結構はっきりと分かれてしまいそうですね。
(私は手が小さいので使いこなせませんでした。。)
やはり限定モデル、
コレクションとして楽しむのに最適なのかもしれません。
もしくは特別な日の特別なペンとして使用するのも素敵ですね。
モンブランを4点ご紹介していきました。
はっきり言ってモンブランの筆記具は、
ロレックスやオメガのような腕時計くらい奥が深い代物でした…!
調べれば調べるほど謎が深まっていくのです。
とくに万年筆はもの凄く多くの知識が必要なようで、
激安万年筆や絵画用ペンしか使ったことのない私にとって、
今回のモンブラン特集は勉強することがたくさんたくさんありました。
モンブランは筆記具の世界的なブランドだと思っていたのですが、
どうやら近年は筆記具メインのブランドではないそうなんですね。
(腕時計や革製品が主役らしいのです。)
私はこの事態にかなりショックを受けており、
いつかまた筆記具のモンブランとして一世風靡してほしいと願っております。
PCやスマホばかりで文字を書くことが少なくなったこんな時代だからこそ、
文字を書くときは特別なペンで書きたいなと思います。
ちなみに…
今回の商品は価格を一切掲載しませんでした。
売る気はあるのですが販売価格を決めかねています。
もし気になる商品がございましたら交渉してください。
今回はたくさんヴィンテージ商品が揃ったのでそのご紹介をしたいと思います。
ここのところ、
このブログではあまり古典アンティークのご紹介してませんね。
最近は古典的なインテリアよりも、
インダストリアルスタイルなどの新しいインテリアの取り扱いが増えてきています。
確かに近年、
近代デザインなど比較的シンプルなデザインのインテリアに注目が集まっています。
ですが当店の商品チョイスは、
古典的なアンティークの人気がないことからきているわけではなく、
取り扱いのしやすさと、
オーナーの個人的な趣味によるものが大きいです…
だんだんアンティークショップというより、
ヴィンテージショップに近づいてきた当店と言った雰囲気です。
以前までが博物館的な雰囲気だとしたら、
現在がインテリアショップのような雰囲気になっています。
より生活空間に馴染みやすいインテリアを、
今回はご紹介していきたいと思います!
では早速今回ご紹介する商品です。
今回は、
ループテーブル、
エーロ・アールニオの椅子、
シュナイダーのミュージックボックス、
マツダのメタル看板、
ライニングハウスのメタル看板、
以上5点をご紹介していきたいと思います。
日本語で説明が出来ないので、
タイトルがドイツ語のままです…
ループテーブルという種類のテーブルで、
ドイツのマウザーヴェルケというメーカーが製作したものです。
(武器の会社とは別物です)
日本ではあまり馴染みのないマウザーですが、
ドイツではかなり有名で、
マウザーの残した多くの家具は現在でも多くの人に愛されています。
こちらのループテーブルは1950年代頃のものです。
テーブルの面部分はレザーで、
ループテーブルという名称の語源にもなった脚の部分が印象的です。
年代的にはやや新しいのですが、
バウハウススタイルなどにとても良く合うテーブルです。
シンプルさを活かして、
このテーブルだけをインテリアにしても素敵です。
サイズは最大直径79cmと大き目です。
高さが60.5cmと低めなので、
ダイニングテーブルとしては不向きですが、
リビングルームのテーブルやコーヒーテーブルなどとして活躍してくれます。
価格は400ユーロです。
次の商品は先ほどご紹介したループテーブルと相性のいい椅子です。
こちらの椅子は、
エーロ・アールニオというフィンランドのデザイナーのデザインの椅子です。
エーロ・アールニオと言えば、
ボールチェアと呼ばれる球体を斜めに2/3程切り取って椅子にしたデザインが有名ですね。
(説明が下手でごめんなさい…検索するとすぐ写真出てきますよ。)
こちらの椅子はエグゼクティブチェアと呼ばれるデザインで、
1960年代後半のデザインの物です。
ボールチェアのようなポップなデザインとは異なり、
こちらのデザインはバウハウススタイルです。
シンプルなのに存在感抜群のこの椅子は、
他のデザイナーズインテリアと合わせても、
この椅子単体をインテリアとして使用しても引き立ちます。
価格は280ユーロです。
続いての商品は、
ドイツのシュナイダー・ルンドフンクヴェルケのミュージックボックスです。
このシュナイダーという会社は現在は廃業しています。
こちらのミュージックボックスは、
interexclusiv 2002 という型で、
ラジオとレコードプレーヤーがセットになっています。
1960年代~1970年代頃のもので、
サイズがおよそ103x78x40 cmと、
現在では信じられないくらい巨大なラジオです。
大きいのですが、
スタイリッシュなデザインなのでインテリアとして活躍してくれそうです。
下段がスピーカーになっているのですが、
中央部分は収納スペースになっているので、
スピーカー自体は残念ながらそんなに大きくありません。
レトロなミュージックボックスを、
インテリアとして飾ってみると面白そうですね。
価格は150ユーロです。
続いての商品はマツダのメタル看板です。
マツダと聞くと日本の車!と思ってしまうのですが、
こちらのマツダは車のマツダではありません。
こちらのマツダはアメリカの電球のブランドで、
Shelby社というアメリカの会社のブランドです。
もう全然日本車と関係ありません。
こちらのマツダの看板はフランス製です。
フランス語で、
「マツダバッテリー販売所」と記載されています。
ですので電気屋さんの看板だったんでしょうね。
ちなみに裏面も同じペイントが施されています。
ちょっとだけ昔のナショ〇ルの看板を思い出させます…
さてこちらの看板ですが、
大きさは45x42 cmで取り扱いしやすい大きさです。
価格も60ユーロとお求めやすい価格です。
ポップなデザインのメタル看板、
インダストリアルスタイルやロカビリーなどと合わせて楽しんでいただきたいです!
今回の最後の商品紹介です。
最後はオーストリアのビール醸造所、
ライニングハウスのメタル看板です。
ライニングハウスはオーストリアのグラーツで、
1855年から醸造を開始したビール醸造所です。
ビール醸造所にしては若干新しいです。
第二次世界大戦後からはライニングハウスの醸造所ではなく、
Puntigamという醸造所でビール醸造を開始し現在に至ります。
(こちらもグラーツです。)
オーストリア国内には、
数えきれないほどの醸造所があるので、
未だ見たこともない銘柄がたくさん存在します。
特に州が変わると全く見かけないなんてざらにあるので、
まだまだ知らないビールがたくさんあるんだろうなと思います…
さて、
オーストリアのビール会社の看板は比較的古典的なデザインが多いのです。
(特に字体が)
メタル看板という近代デザインと良く合う素材と、
古典デザインの融合は、
ポップになり過ぎないインテリアとして重宝しそうです。
大きさは約95x70 cmと大きく、
鮮やかな赤い色と相まってとても目を引く看板です。
(重いので取り扱い注意です!)
ちなみにですが…
今回の記事が当店のブログの記念すべき100記事目でした!
当初の思惑よりもはるかに時間がかかった100記事目、
(8か月かかりましたね…)
無事に完成して感無量です。
明日からは200記事目指して頑張っていくことになるのですが、
多分もっと時間がかかりそうですね。
これからも良い商品をたくさん入荷して、
面白い記事をたくさん紹介出来たらいいなと思います。
一人でネタを考えるのはキツイ時もあるので、
アンティークやヴィンテージで知りたいことがあったらリクエスト頂けると喜びます!
頑張って書きます!
101記事以降もどうぞよろしくお願いいたします!
m(__)m
今回は最近たくさん入荷した、
フランスからやってきたインダストリアルスタイルの商品をご紹介したいと思います。
何故フランスからインダストリアルなのか?
フランスというと何となく古典的なアンティークが多そうなイメージですが…
もちろん、
フランスには古典的なアンティークもたくさんあって、
質もかなり良い物がたくさん出回っています。
でも古典アンティークだけではなく、
さすがアートの国、
時代時代に流行したインテリアがほぼ全て手に入ります。
(手に入らないとしたらビクトリア様式などでしょうか。)
更に古典アンティークよりも、
アール・デコ期以降のアンティークやヴィンテージ商品が、
もの凄く良心的な価格で取引されているのです。
もちろん、
パリなどの大都会では何でも高額ですが、
郊外に仕入に行くとお手頃なものがたくさん見つかります。
そんなフランスから国境を越えてやってきた、
比較的安価なインダストリアルスタイルのインテリアを今回はご紹介します。
では早速7月17日の新商品紹介をしていきたいと思います。
前述した通り、
今回はインダストリアルスタイルのインテリアオンリーです!
インダストリアルスタイルって何?
という方はまず写真をご覧になって下さい。
インダストリアルスタイルは趣味じゃない!
という方は広い心で別の角度からインテリアを楽しんでみて下さい。
インダストリアルスタイル大好き!
な方はそのまま楽しんで下さい!
今回は、
書類棚2種類と看板3種類の合計5点です。
最初にご紹介する商品はメタル製の書類棚です。
一番最初にフランスからやってきた商品の紹介です!
とか言っちゃってますが、
この書類棚だけはオーストリア国内からやってきました。
(というか近場で手に入れました。)
フランスというカテゴリよりは、
インダストリアルスタイルというカテゴリで見て頂けると助かります。
(大らかな心で)
最初から方向性がおかしくなりましたね。
さて、こちらの書類棚ですが、
オフィスで使用されていたもので、
メーカーについての詳細はよくわかっていません。
棚の一番上についている鍵には、
Zeiss Ikonと記載されているので、
鍵のメーカーだけはドイツのZeiss Ikon社ということがわかります。
(カメラのメーカーではないです。)
ドイツの鍵メーカーを使用しているので、
本体も恐らくドイツ製ではないかなと思われます。
98.5cmの高さで、
引き出しが30個付いています。
引き出し一つ一つは、
書類数十枚程度のキャパシティーでとても薄いです。
家庭で日用品の収納にはやや不向きですが、
オフィスや店舗での使用には最適です。
特にインダストリアルスタイルの店舗に設置すると、
おしゃれできちんとしたイメージが強くなるのでおすすめです。
価格は220ユーロです。
続いての商品からようやくフランスからやってきた商品です!
次の商品もメタル製の書類棚です。
フランスらしく色使いが可愛らしいです。
こちらの書類棚は、
フランスのStraforという家具メーカーのもので、
カードケースとして使用されていたものです。
残念ながらこのStraforという会社は現存しないのですが、
1920年ころから多くの金属製の家具、
特に写真のような書類棚やポストボックス、ロッカーなどを製作・販売していました。
まさにインダストリアルスタイルの象徴と言える家具をたくさん作っていた会社です!
Straforのメタル製家具は金属の色がそのまま使用されていたり、
黒や灰色のものが多く存在していて、
この商品のような色使いは少し珍しいと言えます。
一番上の段のみモスグリーンで、
下の5段と脚は全てテラコッタカラーになっています。
各段全て取り外し可能で、
単体での使用や順番を入れ替えての使用も可能です。
価格は550ユーロです。
ここからメタル製の看板をご紹介していきます。
続いての商品はShellの看板です。
言わずもがな、
世界最大級の石油会社シェルの看板です。
日本でもガソリンスタンドたくさんありますね。
日本のシェルは昭和シェル石油という会社です。
シェルという会社は、
(ここではロイヤル・ダッチ・シェルという親会社についてです。)
現在ではオランダに本拠地を構える、
オランダとイギリスの企業なのですが、
全世界に傘下の企業があるので、
国際企業と呼ぶのが相応しいかもしれません。
さてこのシェルという会社ですが、
設立のエピソードがとても面白いのです。
石油会社なのになぜシェル(貝殻)という名前なのか?
実はシェルは貝殻細工製造販売からスタートした会社だったそうです。
なぜ貝殻細工を始めたのかというストーリーも興味深く、
シェルの創設者の父親が日本の三浦海岸で見つけた貝殻に魅了されて始めたという、
この貝殻のマークは日本とも繋がっていたというエピソードに衝撃を受けました。
こういったエピソードを踏まえてこのマークを眺めると、
何故か感慨深くなってくるのは気のせいでしょうか…
さて、
このフランスのシェルの看板は、
1950年代~1960年代頃の看板で、
現在と貝殻のデザインがかなり異なります。
(昔のデザインの方が若干リアルですね。)
価格は350ユーロです。
続いての商品は、
またまた超有名企業、ルノーのメタル看板です。
ルノーと言えば、
言わずと知れたフランスの大手自動車会社で、
今や日産自動車もルノーの傘下になっていますね。
ルノーと言えばこの看板のように菱形のマークで有名ですが、
この菱形が採用されたのは1925年で、
それ以前は良くある円形のマークだったようです。
何故突然菱形になったのか?
色々な憶測が飛び交っているのですが、
一番興味深かったのがこちらの記事です。
マイナビニュース:広報担当者すら知らない!? ルノーのロゴが"ひし形"である理由
ボディにあった穴を塞ぐのに適していたから、
という何ともフランスっぽい理由なのが面白いなと思いました。
真偽のほどは定かではないとしても、
世界中で親しまれているこの菱形の由来が、
こんな個性的な理由だったと思うと面白いですね。
さて、こちらのルノーの看板ですが、
1950年代~1960年代頃のもので、
現在の菱形のデザインに比べると平坦な印象です。
レトロ感が強く、
サイズが約115x77 cmと巨大で、
とてもインパクトの強い看板です。
価格は380ユーロです。
最後の商品紹介です。
最後の商品は、
以前にも紹介したことのあるマルティーニの看板です。
以前紹介したマルティーニの商品は灰皿でしたが、
今回はメタル看板です。
こちらのマルティーニの看板もフランスからやってきた商品なので、
一部フランス語表記になっています。
マルティーニのロゴは1920年代頃からあまり変化がないのですが、
こちらの看板は1960年代前後の物のようです。
マルティーニのロゴはシンプルなのに、
とても鮮やかで目を引くデザインで、
インテリアとして使用するととても華やかな印象を与えてくれます。
(鮮やかな赤い色が華やかさを引き出しているのでしょうね。)
大きさは97x38 cmと大きいので、
当店では天井にぶら下げて飾っています。
価格は400ユーロです。
今回はインダストリアルスタイルのインテリアを色々とご紹介しました。
インダストリアルスタイルというと無機質で男性っぽい印象が強いのですが、
今回ご紹介した商品は比較的明るくてポップな印象の物が多かったように思います。
インダストリアルスタイルの家具は比較的取り扱いが簡単なので、
インテリアとしてはかなり優秀なスタイルだと思います。
(アンティーク家具やデザイナー家具のように傷が付いたらNGというものではなく傷が味になるスタイルです。)
夏場は特に温度や湿度など気にしなくても良いので、
今の季節にこそぴったりなインテリアと言えるでしょう。
是非ジメジメした季節に、
クールなインテリアでお部屋を彩ってみてください!
ブログ更新を週1日にしたら、
紹介できる商品選びたい放題ですね!
ネタ探しに時間を費やさなくて済む喜び!
でも今回は商品詳細を調べるのに相当時間がかかってしまいました…。
苦手分野だったんですね。
というか無知だったんです。
今まで家具とか照明ばかりに注力し過ぎていて、
ブランド雑貨というものに対する免疫が無さ過ぎました。
最初に触れてしまいますが、
今回ご紹介するのは、
オメガの腕時計とデュポンのライターです。
何が難しかったかというと、
古いブランド物になると商品カードや付属品が無くなっていて、
品番を探すのも一苦労なことです!
特に商品カードがない=本物かどうかも怪しくなってくる、
そんなブランドアンティーク…
本当に大手の質屋さんやブランド買取専門店は凄いなと思います。
何年に制作されて、
何の素材で出来ていて、
定番商品ならいつからいつまで販売されていて…
などなど、
調べることがたくさんありました。
今回は意地で調べぬいた、
負けず嫌いな私ならではのブログです。
あ、今日は七夕なんですね!
全然七夕に関係ない商品でした!
では、
オメガの腕時計とデュポンのライターの紹介を始めたいと思います。
写真4つも掲載しちゃうほど着合い入ってます!
OMEGAです。
OMEGAの腕時計です。
学生時代の時にオメガの腕時計している友人がいて、
皆で「今何オメガ?」とおちょくっていたことを思い出します。。
くだらないお話はさて置き、
こちらのオメガ、
現在では全くお目にかからないフェイスデザインです。
オメガにしてはかなり薄いデザインの腕時計です。
ややフェミニンなのですが、
フェイス直径32mmなのでメンズです。
でも女性が使用してもそんなに気にならない大きさです。
こちらのオメガの腕時計、
調べられる手段は全て駆使して鬼調査したのですが、
結局型番は不明でした。
分かったのはムーブメント詳細のみ…
いきなりマニアックです。
わかることは書きたいと思うので、
このムーブメントについて無い知恵を振り絞ってご紹介したいと思います。
こちらのムーブメントは、
オメガ540の17ジュエルと呼ばれるもので、
1960年代頃のムーブメントと思われます。
このオメガ540というムーブメントは、
オメガの中でも最薄の2mmという薄さです。
この薄さから、おそらくこの腕時計はキャリバーなのではないかと推測されます。
…ムーブメントの特徴詳細はよくわからないのですが、
とにかく薄いです。
えー、
ちなみにこちらの腕時計は18Kです。
なのでちょっとお高いです。
オーバーホールが必要なのですが、それでも高いです。
800ユーロです。
更にリストバンドはどうやらオリジナルではないようです。
ケースはオリジナルです。
続いてのブランド品です。
デュポンのライターです。
私非喫煙者なのでライターとか無知もいいとこなのです。
デュポンが何なのかはさすがにわかっていたつもりなのですが、
(高いライター程度の知識です…)
ブランド名以外何も知りませんでした。。
さて私の鬼調査の結果、
こちらのデュポンはライン1Sという型で、
中国漆(チャイニーズラッカー)というデザインということが判明しました!
頑張りました!
ブランド物というのは、
基本的にロゴの刻印や品番でその商品詳細がわかるのですが、
このデュポン、
ロゴの刻印がレアだったのでもの凄い難易度でした…!
こちらのデュポン・チャイニーズラッカーは、
1950~1960年代の商品のようです。
まずこのライン1Sという型なのですが、
大きさ47x35x14 mmという厚みがあって小柄なサイズというのが古い形のようです。
1950年代から1970年代にかけて製造された型のようです。
また、ロゴとガス注入口から、
1959年以降のBSというガス用の注入口になっているので、
1960年代頃のライターであると判断できます。
また、この中国漆という製品、
職人が一つ一つ手書きで都彭(中国語でデュポン)と書いているようで、
それ以外の中国漆である印が見られない為、
1978年までのチャイニーズラッカーであることがわかります。
ということで、
1960年頃のデュポン・チャイニーズラッカーです!
端が結構すり減っているのと、
金メッキがやや弱くなっている部分があり、
見た目に結構な使用感があります。
価格は90ユーロです。
珍しいデュポンのライター、
お一ついかがでしょうか?
今回は初めて超有名ブランドの商品紹介に取り組んだブログでした。
ブランド品の査定って大変なんですね。
今回の商品は全てフランスのオークションハウスから仕入れたので、
偽物なんじゃないかと疑う心配なく購入できたのですが、
一般からの買取だともう何が何だかわからないですね。
この2つを調べるだけでも4~5時間かかってしまいました…
あぁ、素人丸出し…
(専門外ということで…)
ブランド品は魅力的な商品が多くて、
お店にもたくさん迎え入れたい所ではありますが、
この労力、
ちょっと考えてしまいますね。
本当、ブランド買取店に修行に出たいくらいです。
今回の商品はオンラインショップに掲載しますので、
ご興味がありましたら是非オンラインショップもご覧くださいませ!