日本のノリで今日から大掃除始めました
クリスマスも明け、昨日12月26日までお休みだったので、
今日から大掃除を始めてみました。
年末の大掃除なんて日本くらいの文化だろうな、
と思ったら、
まさしくその通りでした。
オーストリアではイースター前に大掃除をするらしいのです。
(他の西洋諸国はわかりません。)
イースター前にやればいいのかなーと思いましたが、
小汚いまま新年を迎えるなんて、
年齢的に既に無理なので頑張ります。
アンティークショップの大掃除という苦痛
大掃除、
家の大掃除も大切なんですけど、
お店の大掃除も大切です。
でもよく考えてみたら私アンティークショップで働いているんでした。
アンティークと大掃除、
想像しただけで苦痛です。
- 苦痛その1、壁にかかっている鏡たち

そう、この鏡とか、
今お店に色々な鏡があるんですけど、
鏡ってとにかく重いんです。
重いからオンラインショップで売ってないんですけど、
重いしかなり壊れやすいんです。
バロックやロココ、エンパイヤ様式の鏡にありがちなんですが、
重い、繊細、彫刻
3拍子揃っちゃってるんです。
外せない、触ると壊れる、埃キャッチャー
という3拍子ももれなく揃っちゃうわけなんです。
ちなみに写真の鏡はバロックだった気がします。
ちょっと雰囲気が不思議なのはフィレンツェのアンティークだからでしょうか。
- 苦痛その2、ロココとかバロックとかビクトリアとか

言葉を聞いただけでも埃がイメージ出来ちゃうアンティーク様式です。
写真のショーケースはエンパイア様式ですが、
この非常に細かい金属の彫刻部分と木材部分の隙間にこびりついた埃が離れてくれないんです。
更にバロックとかロココとか、
年代も古いので、
扱いが結構難しいのです。
繊細過ぎて困り果ててしまうのです。
もうショーケースに入れて触らない方がいい気がするのです。
今は少し減りましたが、
以前ビクトリア様式に満ち溢れたお店になった時は埃取りに毎日1時間かかりました。。
今この大掃除の時でなくて本当に良かった。
- 苦痛その3、絵画ーーー

絵、
絵というか額の部分に埃がたまります。
それも結構激しくたまります。
掃除したいのはやまやまなのですが、
まず高くて届かない、
次にこれも繊細なので触るのが怖い、
そして高級、二度と同じものが手に入らない恐怖があります。
絵画は柔らかいはたき的なもので、
触れるか触れないかの距離感で、
額の上のところをさーっとスワイプさせて終了です。
掃除とは呼べないです、はい。
- 苦痛その4、至る所に敷き詰められたカーペットたち

ヨーロッパではアンティークのカーペットという物が結構人気があります。
なのでお店には無数のカーペットが敷き詰められています。
床が基本的に大理石、
ところどころにカーペット、
その他重厚なアンティークの棚やらショーケースやら何やら…
床掃除がほぼ思うようにできません。
隙間をちょっと掃いて終わりです。
テヘ
- 苦痛その5、美しい陶器たち

一番悩ましいのがこれです。
細かい陶器やガラス製品が並ぶショーウィンドウ、
人目に触れる場所なのに、
一番掃除しにくいという、
もうムズムズしっぱなしの場所です。
ここは日を改めて全部入れ替える勢いで挑むしかないのです。
ちなみに、
まだクリスマスの飾りがちらほら見られますが、
オーストリアではクリスマスは25日で完全終了というわけではなく、
1月第一週くらいまではクリスマスの飾りとか出しているらしいです。
なので、
1月に入ってからクリスマスの飾りと一緒に埃も取り除きたいと思います。
あれ、大掃除の予定が年越してる…
まぁその辺は柔軟にいきたいと思うのです。
まだまだ続くよ一人大掃除
オーストリアの人々には、
12月24日以降必死に掃除することに対する賛同が得られないので、
(クリスマスから元日くらいまではのんびり過ごす日)
一人大掃除なのです。
そして大掃除はまだまだこれからなのです。
明日は床を…!
そんな一日一つの野望を叶えるべく頑張りたいと思います。
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