アール・ヌーヴォーについて書く
今回はアール・ヌーヴォーです。
世界中で大人気のアール・ヌーヴォーなので、
たかがブログですが物凄い緊張感です。
でも今回はアール・ヌーヴォーのガラス製品のみについて書いていくので、
専門的なお話はそんなにありません。
どちらかというと販促です。(テヘ)
アール・ヌーヴォーはフランス語
ルネサンスやバロック、ロココなど聞いたことはあるけれど、
歴史の授業で聞いた名前か?と言う人も多いかもしれません。
しかしアール・ヌーヴォー、
恐らくどのスタイルよりも知名度が高いのではないかと思うスタイルです。
アール・ヌーヴォーは1890年代にフランス・ベルギーで広まり始めたアートスタイルですが、
元々はイギリス起源。
オーストリアやドイツ、オランダなどなど
ヨーロッパ各国で様々な名前で広まっていきました。
一応私たちのお店はオーストリアなので、
オーストリア発のスタイル、ユーゲント・シュテルという名前もご紹介しておきたいところですが、
今回の主題である「アール・ヌーヴォーのガラス」の作品が少ないので、
ユーゲント・シュティルについてはまた改めてということとします。
根強い人気のアール・ヌーヴォー
このフレンチスタイルであるところのアール・ヌーヴォー、
アルフォンス・ミュシャが最もよく知られているアーティストかなと思います。
ミュシャのアール・ヌーヴォー期当時のポストカードが100万円くらいで販売されていたり、
オリジナルのポスターは恐らく家が買える程の価格なのではないでしょうか。
100年以上経った現在でも熱狂的なファンがたくさんいらっしゃいます。
絵画で有名なミュシャ、
もしかすると一部の人はアール・ヌーヴォーを絵画のスタイルと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アール・ヌーヴォーは絵画のみではありません。
家具や彫刻、食器のみならず、
ファッションスタイルなどの生活スタイル全てをアール・ヌーヴォースタイルと呼ぶことが出来るのです。
そんな生活スタイルのアール・ヌーヴォー、
これからガラス製品をいくつかご紹介いたします。
(前置き長かったです、新記録です。)
アール・ヌーヴォーのガラス工房
アール・ヌーヴォーのガラス工房と言えば、
エミール・ガレ!
彼の工房が最も有名であると思います。
華やかで可憐な印象が強いガレの作品、
見ているだけでうっとりしてしまいます。
…でも残念ながら当店では今のところ取り扱いはありません(´・ω・`)
高いんです。
続きまして、
ドーム!
こちらも色がとても美しい作品が多いです。
が、ドームもアール・ヌーヴォー期の作品は取り扱っていません…
まだあります。
ルグラ!
ルグラの花瓶はとても繊細なペイントが施されていて、
まるで絵画のような花瓶です!
そう、ルグラは取り扱っていました!
もう手もとにありませんが…

こちらが以前取り扱っていたルグラの花瓶です。
オレンジ色の夕焼け色の花瓶でした。
かなり小柄な花瓶でしたが、
とても存在感のある花瓶でした。
今頃誰かに愛されていることを願っています。
他にもたくさんあるのですが、
工房名ばかり並べても面白くないので、
これから販促…
商品紹介をしていきたいと思います。
絶賛販売中のアール・ヌーヴォーのガラス製品
さてここからは販促です。
Antikwerkstaetteのオーナーはアール・ヌーヴォー好きなので、
アール・ヌーヴォーのガラス製品が頻繁に現れては消えていきます。
これからおすすめの3点をご紹介していきます。
すぐに売り切れてしまうので、その際はご了承下さい。
- 花瓶 Muller Freres Luneville
まずは、ミュラーの花瓶です。

縦に長いです。
紫色がふわっとグラデーションのように、
絵画のように、
美しく花瓶の上下を彩っています。
とてもアール・ヌーヴォーらしい色彩です。
花を飾るのはあまりおすすめしません。
洗えないと思った方がいいです。
- デスクランプ Muller Freres Luneville
次もミュラーの作品で、
デスクランプです。

もの凄く繊細なアームに、
ちょこんとついたグラスのランプシェード。
アール・ヌーヴォーのいいとこどりのデスクランプです。
ベッドサイドに置いたら気分が上がりそうです。
たまたま1番最初にご紹介した花瓶と同じ色合いだったので並べてみました。

いい感じです。
写真だとランプの光が強くて花瓶が暗い感じになってしまいましたが、
実際に見るとアール・ヌーヴォーの良さが引き立っています。
- 照明 Degug(?)
最後は照明です。
アール・ヌーヴォー感が全面に出ています。
が、
作者がよくわかりません。
Degug? そんなサインらしきものがあるのですが、
フランス語もよくわからないので作者不明です。

照明の灯りが結構強いので(電球4個分の威力)、
ガラスの部分が上手く映らないのですが、
オレンジとブルーのコントラストが美しい照明です。
オレンジ色の照明は、
部屋中を暖かい雰囲気に変えてくれます。
照明を支えている金具の部分もアール・ヌーヴォーらしく、
植物がまんべんなくデザインされています。

ちなみに、
上の写真がサインの部分です。
このサイン誰かご存知の方いらっしゃいますか?
ガラス製品と一言で言ってもたくさんあった
アール・ヌーヴォーのガラス製品と言ってもたくさん種類がありました。
花瓶とか置物程度にしか考えてなかった節もありましたが、
アール・ヌーヴォーのガラス製品には照明関係がかなりたくさん残っています。
(そうでした、ガレのガラス製ランプとか有名でした。)
今回ご紹介したグラデーションのような配色のスタイル以外にも、
絵画のようなデザインやごくごくシンプルな物、ガラス表面にデコボコした加工を施したもの等々…
色々な作品があります。
アール・ヌーヴォーファンの方もそうでない方も、
一度アール・ヌーヴォーのガラス製品に心を奪われてみませんか?
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