時計は深くて広い世界
今回は時計、
その中でも掛け時計について少し書いていきたいと思います。
この分類方法だと、
壁掛け時計・置時計・腕時計(懐中時計)
この3分類くらいに分けて書くこととなるかと思います。
時計って本当に難しくて、
奥も本当に深くて、
腕時計はソーラー電池で電波が楽でいいよね!
とか考えている私には滅相もない話題なのです。
時計好きの方は見ない方がいいかもしれません…
ほぼほぼ販売促進な方向で進めていくので、
お見苦しいブログですが最後までよろしくお願い致しますm(__)m
壁掛けタイプの時計
さて今回の壁掛け時計、
現在では小型な物もたくさん出回っているので、
大型のアンティークの掛け時計は結構歴史があるのではないかな、
と思っていました。
が、
壁に掛けられるまで小型化するのに結構時間が必要だったらしく、
歴史に残っているくらいの新しめの時計なようです。
じゃあ壁掛けタイプはいつ頃登場したのか?
時計の歴史を一から物語る必要はないのですが、
時計のスタートは紀元前約2000年前の日時計や水時計で、
そこからロウソクや砂、水銀など自然の力からスタートしていきます。
11世紀に初めて歯車式という、
機械式の時計が誕生したのです。
ここからの時計の進歩がすごいのです。
最初は大聖堂の天文時計や、
絶対に持ち運べない巨大なサイズの時計ばかりだったのが、
15世紀には簡単に壁に掛けられてしまうサイズになるのです。

ご近所の教会の日時計です。
屋根の下の方にちょこっと描かれている絵画のようなものが日時計です。
星の動きもわかる優れものです。
壁掛け時計と言えば振り子時計
アンティークの壁掛け時計といえば振り子時計!
と勝手に思っております。
しかし、世の中には色々な時計があるものです。

まずは壁掛けタイプの振り子時計です。
アンティーク感がひしひしと伝わってきます。
こちらはアール・ヌーヴォーです。
手巻き式で稼働しています。
鐘が鳴るタイプなので、
鐘の方のゼンマイを巻くことで、
30分おきにボーンと音が鳴ります。
慣れるまでは夜この音でかなりびっくりするので、
鐘のゼンマイは緩めに巻いた方がいいでしょう。

続きましてこの時計、
ドイツ語でWiener Wanduhrというものなのですが、
日本語ではウィーンスタイル壁時計という名前です。
何がウィーンスタイルなのか、
かなりふわっとしし過ぎていて謎だらけなのですが、
この絵画のようなスタイルがどうやらウィーンスタイルらしいのです。

額縁に入れたのが絵画か時計かの違いのみで、
ゴージャスなアート作品のような時計です。
額に入っているので、もちろん額が開閉できます。

文字盤の下の小窓から太陽がひょっこり。
月も出てくるのかもしれません。
24時間稼働させたことがないので不明ですが、
今度試してみます。
現代社会に欠かせない時計をアンティークで
恐らく100年、200年前の時の刻み方は現在よりもゆっくり感じられたことでしょう。
インターネットや携帯電話のない世界では、
デジタルで1分1秒を確認する手立ても必要もありません。
分刻みのスケジュールなんて無謀なことは少し忘れて、
家の中だけでも時をゆっくりと刻みませんか?
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