カーニバルも終盤、Rosenmontag(ローゼンモンターク)
カーニバルの季節が明日で終わろうとしています。
そんな今日2017年2月27日はローゼンモンタークです。
直訳するとバラの月曜日ですが、
特にバラは関係なく、
バラ色的な意味合いでしょうか。
学校がお休みだったり、お祭りが開かれたり、
浮かれ気分になれるイベントがたくさんある日です。
そんなローゼンモンタークも真面目に働くアンティークショップ、
ブログのお題はローゼンモンタークです。
Rosenmontagには何をするのか
さて、やや謎な雰囲気のあるローゼンモンターク、
いったい何をする日なのでしょうか?
ローゼンモンタークだけに焦点をあてると説明できないのですが、
イースターに関係したイベントなのです。
キリスト教の国ではイースターはクリスマスよりも大切なイベントで、
イースターに関係したイベントがイースター前後に数か月間続きます。
カーニバルはそのイースターの始まりのようなイベントで、
カーニバルの期間の一日がローゼンモンタークなのです。
ローゼンモンタークの意味は先述したようによくわかりませんが、
ローゼン(バラ)モンターク(月曜日)という名の通り、
常に月曜日がローゼンモンタークです。
日付は毎年バラバラです。
毎年違うのはイースターの日付が毎年異なるので、
イースターに関係したイベントは全て毎年日付が異なります。
ローゼンモンタークは、詳細には灰の水曜日の2日前のことを指します。
灰の水曜日はイースターサンデーの46日前で、
灰の水曜日から復活祭前日まで肉や卵、乳製品の飲食を禁じられていたので、
(四旬節と呼ばれる40日間、日曜日だけは食べてもOK)
灰の水曜日が始まる直前のどんちゃん騒ぎがカーニバルなのです。
ですので、
ローゼンモンタークでは派手な格好をして大量の飲食を楽しむのが一般的です。
派手な格好というのは仮装のことで、
何故仮装をするのかよくわからないのですが、
とにかく羽目を外して楽しむのがカーニバルなので、
そのためなのでしょうか。。
地域によっても全く違う風習のカーニバル、
大体共通していることを以下にまとめてみました。
食べる
食べる、これがメインです。
何故ってもうすぐで断食が始まるからですよ。
肉を思う存分楽しんで、
余っている卵を使い切る日です。
(最近は四旬節(断食期間中)に卵や乳製品は食べる人の方が多いですけどね。)
オーストリアやドイツではクラプフェンがカーニバルの定番のお菓子です。
クラプフェンはドーナッツのようなもので、
揚げたふわふわのパンの中にジャムやクリームが入っている、
カロリーの塊のようなお菓子です。
クラプフェンにお肉で思う存分肥えて、
来る四旬節(断食期間)を乗り越える準備をしましょう。
飲む
四旬節では飲酒についても、
ビールは有りだがワインはダメという、
日本人からすると?な制限があります。
とりあえず四旬節はノンアルコール期間と定める人が多いので、
カーニバルにはお酒も飲んで、40日間の別れを告げましょう。
それでもやっぱり日曜日は飲んでいいんですけどね。
やや浮かれる
飲んで食って仮装する、
そんなカーニバルはむろん浮かれていいんです。
ローゼンモンタークにはたくさんのお祭りがドイツ・オーストリアの至る所で開催されます。
浮かれてたくさん楽しんでください。
カーニバルで太った体は、
四旬節でもとに戻しましょう。
イースターまでお預け
カーニバルで楽しんだ飲食はイースターまでお預けです。
2017年のイースターサンデーは4月16日です。
イースターまでの期間は節制して厳かに過ごすのが一般的です。
イースターはとても楽しくて明るい、もの凄く盛大なイベントです。
そんなイースターを想いながら、
四旬節の節制生活を想像しながら、
カーニバルでは羽目を外して思い切り楽しむのです。
私も今日明日はビール祭りです。
キリスト教信者ではないので四旬節には特に何もしませんが、
(もともと肉より魚派です。魚より豆腐派です。もともと断食生活のような人なのです。)
カーニバルだけは皆と一緒に楽しんじゃおうと思います。
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