気が付けばもう3月
うっかり、
もう3月になってしまいましたね。
オーストリアは昨日2月28日はカーニバル最終日だったので、
今日は灰の水曜日、
四旬節という節制生活期間の始まりです。
四旬節は厳かに過ごす期間なので、
特に盛り上がるようなことは起こりません。
3月になったばかりですが、
春めいた雰囲気よりも何となくぐったり感が出てしまいます。
特にやることがないのでイースターの準備を開始する
そんな四旬節が始まった今日は、
特にやることがないので(仕事はしてますよ)、
イースターの準備なんかを始めちゃう日にもなるのです。
イースターはクリスマスのように特別なオーナメントや飾りがたくさんあります。
私にはあまり馴染みのないイベントだったので、
ヨーロッパのイースター飾りを始めてみた時は結構衝撃的でした。
衝撃的というのは、
個人的見解として、
イースター<クリスマス
のようなイメージだったので、
イースターとは言っても大して飾りつけとかしないんだろうなとか勝手に考えていたわけなのです。
否、その逆でした。
ヨーロッパではクリスマスよりイースターの方が大イベントらしいです。
その一大イベントを盛大に祝うための飾りつけは結構気合が入るのです。
イースターが来る前に準備しておきたいもの
そんな一年で一番大きいかもしれないイースター、
その準備っていったい何をするのか?
私もイースター歴が長くないので何とも言えない部分はありますが、
最低限これくらいは必要な物を並べてみます。
今回はあくまでも四旬節に準備するものたちなので、
基本的に飾りつけのみです。
イースターの食事はまた今度ご紹介します。
イースターエッグ
一番重要なのがイースターエッグです。
イースターエッグのオーナメントや飾りがないと始まりません。
街には陶器製のオーナメントや、
プラスチック製の鮮やかなもの、
本物の卵の殻に綺麗なペイントが施されたもの、
色々なイースターエッグが販売されています。
私は今このイースターエッグの製作にほとんどの時間を費やしています。
クリスマスボールと同様、手編みです!

私が尊敬してやまないアルネ&カルロスのイースターエッグのオーナメントです。
12月に制作したクリスマスボール同様毎回手がつりそうになります。
そしてクリスマスボールの球体よりも、
卵型を形成するのはかなり至難の業なのです…
今日までで完成した個数は7個…
お店をイースターエッグで飾りつけできるように、
四旬節の期間中もう少し頑張ります。
イースターバニー
イースターでは、
ウサギがイースターエッグを持ってくるという通例がある為、
ウサギの飾りつけも重要です。
(イメージとしてはクリスマスのサンタクロースが、イースターだとウサギなのです。)
ウサギモチーフはとても春らしくて可愛らしいイメージなので、
是非とも手作りしてみたかったのですが、
編みぐるみとか作ったこともない私が、
あの複雑な耳まで作れるわけもなく…

仕方ないので、
日本のクレーンゲームでゲットしたウサギのぬいぐるみで代用です。
ピンクピンクしていて可愛らしいぬいぐるみ、
日本っぽいですね。
私物なので非売品です。
ネコヤナギ
ネコヤナギってご存知の方いらっしゃいますか?
私は日本に住んでいた時は全く見たことがなかったので、
オーストリアで初めて見た時は衝撃的でした。
ふわふわの木だ!と感動しました。
どうやら日本でも広範囲で生息しているらしく、
東京ではあまり自生していないんでしょうか、
見かけたことがなかったのです。
そんなふわふわのネコヤナギがイースターでは重要な飾りになるのです。
なぜネコヤナギなのか?
残念ながら不明なのですが、
恐らく3月~4月にかけてがシーズンなのと、
増え方でしょうか。
ネコヤナギ、植えると成長が早いらしいんですよね。
生をお祝いするイースターにそんな生命力抜群のネコヤナギはぴったりなのでしょう。
ネコヤナギの他にも、
黄色いお花を咲かせる木もイースターでよく使われる飾りなのですが、
名前を覚えられないのです。。
ドイツ語長いから…
ちなみにネコヤナギはドイツ語でWeidenkätzchen(ヴァイデンケッツヒェン)です。
強そうです。
四旬節はイースターを待ち遠しくする期間
カラフルなイースターエッグにイースターバニー、
ふわふわのネコヤナギを揃えると、
お部屋が一気に春の雰囲気に変わります。
今は街中のお店がイースターのグッズで溢れているので、
ウィンドウショッピングをしているだけでも春の気分に浸れます。
四旬節は厳かに、
肉禁で過ごさないといけないちょっと物悲しい期間ですが、
イースターの準備をして、
春を先取りして過ごすのにぴったりの季節です。
イースターが待ち遠しいです!
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