今回は王道アンティークのご紹介
今回ご紹介する商品は、
当店では比較的王道路線のアンティークをご紹介いたします。
家具や照明などがメインです。
夏が近づいて来ると、
フリーマーケットもたくさん開催されますし、
日が長いので家具の修復作業もはかどります。
なので冬よりも比較的大型の商品(家具など)がお店にやってきます。
また今年のイースターがどうやら4月5月の家計を圧迫する時期だったらしく、
(今年は4月16日がイースターサンデーでした。)
買取件数も去年に比較すると多いので、
現在お店は商品がたくさんたくさんあります。
これからご紹介するアンティークは、
その中でも目を引く、
インテリアとしては秀逸な商品ばかりです。
2017年5月17日現在の新商品
では早速本日の新商品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介する商品は、
アール・ヌーヴォー様式のテーブルセット、
ヴィンテージのラジオ、
アール・デコ様式のスタンドライト、
アール・ヌーヴォー様式のデスクライト、
アンティークの車のライトを利用したスタンドライト、
以上の5点です。
全て素敵なアンティークばかりです。
アール・ヌーヴォー様式のテーブルセット
最初にご紹介する商品は、
アール・ヌーヴォー様式のテーブルとイスのセットです。
製作した会社は、
Jacob and Josef Kohnというウィーンのインテリアデザイン会社です。
J & J Kohnはウィーン工房やトーネットと共にデザインをしてきた会社で、
ウィーン・アール・ヌーヴォーの代表的メーカーの一つと言えます。
実は完全なテーブルセットを取り扱うのは初めてで、
この完璧なアール・ヌーヴォー様式のインテリアにお店中が魅了されています。
このテーブルやイスの木材部分はシェラックでペイントされていて、
鏡のような光沢が木材の良さを引き出しています。
また木材以外も、
椅子の座面と背もたれ部分は新しい布地に張り替えました。
布地は光沢のある紫色をベースに、
金の刺繍が施されていて、
木材のシェラック加工と良くフィットしています。
アール・ヌーヴォー様式のテーブルやイスは頻繁に取り扱う商品なのですが、
ベンチを取り扱うのは初めてです。
大きすぎず、
でも存在感のあるアール・ヌーヴォー様式のベンチは、
お部屋にあるだけで雰囲気を一気に華やかにしてくれます。
このテーブルとイス2脚、ベンチの4点セット、
2200ユーロでぱっと見びっくり価格ですが、
現代のノーブランドのダイニングセットでも同じくらいの価格のものがあります。
アンティークで、
J&J Kohnの家具で、
この価格は信じられないほど破格です。
ヴィンテージのラジオ


次の商品はヴィンテージのラジオです。
こちらのラジオは、
ウィーンのeumig(オイミッヒ)という現在は解散してしまった会社のもので、
Eumig Musikschrank 386Mという品番の商品です。
こちらのラジオは1950年代~1960年代にかけて製造されたものです。
大きさが540 x 450 x 812 mmと、
現代のラジオとは桁違いに大きく、
光沢のある木材や金色の金属の装飾が美しく、
とても目を引く商品です。
実はこのラジオ、
中央の引き出し部分にレコードプレーヤーまで付いています。
多機能ラジオです。
スピーカーの空間も広いので、
音の良さを実感できるラジオです。
このラジオ、
当時の領収書や説明書、値札まで付きっぱなしだったので、
50年前の物とは言え、ほぼ新品同様です。
価格は250ユーロと、
この状態、
この品質では破格ではないでしょうか。
アール・デコ様式のスタンドライト

続いての商品は、
アール・デコ様式のスタンドライトです。
1930年代頃のものです。
スタンドライトとしてはやや小ぶりなので、
当店ではフラワースタンドの上にのせています。
高さは約75cmで、
小柄な割には存在感のあるスタンドライトです。
写真ではわかりにくいのですが、
一番下とスタンドのダークブラウンの部分、
こちらは金属ではなく木製です。
一部に木が使われていることで、
全体的に柔らかい雰囲気と重さの軽減が出来ています。
ランプシェードは乳白色のガラスで、
上に向かうにつれて外へ広がるデザインが、
花を思わせるような可憐なデザインです。
スタンドライトとしては、
はっきり言って若干中途半端なサイズです。
しかし、2本目のスタンドライトとしてや、
大き目のデスクやテーブル用のライトとして使用することで、
インテリアに拍が付きそうなスタンドライトです。
こちらは160ユーロと、
アール・デコ様式のインテリアとしてはお求めやすい価格です。
アール・デコ様式のデスクライト

続いて、
こちらもアール・デコ様式のライトです。
こちらのライトは高さ約64cmと、
やや高めのデスクライトです。
金属部分の装飾が、
シンメトリーでアール・デコらしさがありますが、
女性らしいフォルムはアール・ヌーヴォー様式にも合わせやすいデザインです。
シェード部分も優しい乳白色で、
電球色の電球(黄色っぽい光の色)を使用すると、
優しい光がお部屋を照らしてくれます。
このデスクランプはフランス製です。
フランスらしい繊細さや芸術性が良く出ていますよね。
フランスのアンティークの照明器具によくあるのですが、
ソケット部分がフランス以外の国と全く違うのです。
日本やオーストリアの電球の口金はスクリュー状になっていますが、
フランスの電球は2本ブリッジがついたB22という型が主流の様です。
(現在は恐らくそのB22と、その他のヨーロッパ規格のE27が混在しているみたいです。)
ちなみに…
日本の電球の口金はE26という規格で北米などと同じです。
ヨーロッパのE27規格の電球より1mm小さいんだそうです。
アンティークの電化製品はこの様な、
実は他の国では使い勝手が悪い、
実はそのまま使えない、
そんなことが多いので、
不安な方は一度ご相談ください。
こちらのデスクライトの価格は160ユーロです。
アンティークの車のライトのスタンドライト


最後の商品はスタンドライトです。
こちらのスタンドライトは、
アンティークの車用ライトと三脚を組み合わせて作った、
アップサイクリングのスタンドライトです。
こちらのライト部分ですが、
フランスのM.B. Luciferという会社が製作したもので、
1900年代頃のものと思われます。
現代の車のヘッドライトとは全然違う形で、
一瞬スタジオライトか何かかと思うようなおしゃれなデザインです。
このような車やボート、電車などで使われていた照明を、
他の素材と組み合わせることで新しいインテリアを生み出すことが出来ます。
こちらのスタンドライトの価格は280ユーロです。
ライト部分だけでも200ユーロ前後で取引されているので、
お買い得なお値段だと思います。
美しいアンティークたち
今回は王道の綺麗なアンティークのご紹介でした。
比較的大型の商品が多かったので、
オンラインショップに掲載できないものも多いのですが、
気に入った商品がございましたらお気軽にお問い合わせください。
ちなみに…
全然アンティークとは関係ないのですが、
今日ドイツ料理のシュトラマーマックスというものを知りました。
名前が最強そうです。
でもただの黒パンにハムと目玉焼きのせたものです。
シュトラマーマックスは朝食メニューらしいです。
朝から全力です。
…失礼しました!