新着商品のブログ2017年5月26日

今回の商品紹介は1つだけ

 

 

ついにネタが尽きてきました。

新商品のネタが…

 

日によって5個以上入荷する日もあれば、

全く入荷しない日もあるので、

そろそろ商品紹介以外のブログネタを考えなければならないようです…

 

 

ブログネタについてはさておき、

本日入荷した商品は1つだけなので、

今回ご紹介するのも1つだけご紹介したいと思います。

 

今回は今ではとても珍しい形のタイプライターをご紹介します。

 

2017年5月26日現在の新商品

 

 

では早速今回の商品紹介に入りたいと思います。

 

今回は上記でご紹介したように、

タイプライター1つのご紹介です。

 

ドイツのMignon AEGのタイプライターのご紹介です。

 

MIGNON AEG タイプライター

Mignon AEG typewriter
Mignon AEG typewriter

 

このMignon AEGという名前もあまり馴染みがないのですが、

このタイプライターの形状もかなり珍しいタイプです。

 

普通、タイプライターには、

鍵盤タイプのキーボードが付いているものが一般的ですが、

こちらのタイプライターにはそれらしいものが見当たりません。

 

 

こちらのMignon AEGのタイプライターは、

インデックスタイプライターと呼ばれる形です。

 

ポインタ(文字盤の上にある針のようなもの)で文字を選択し、

右側にあるレバーでタイプする、

現代のスクリーンキーボードのようなイメージで入力していきます。

 

このインデックスタイプライターは、

アルファベット圏の国というよりも、

漢字など数千の文字を扱う国では主流のタイプです。

 

ということで、

日本の和文タイプライターはインデックスタイプライターに分類されます。

 

和文タイプライターや中国のタイプライターは、

アルファベットタイプのインデックスタイプライターよりもはるかに使用が難しいのですが、

基本的な構造は同じようです。

 

 

このインデックスタイプライター、

鍵盤式キーボードのタイプライターに比べると、

入力スピードは遅くなります。

 

ただ、キーボードの部分が簡略化されている為、

かさばらず重たくならないことから、

持ち運び用として一部の人に親しまれていたようです。

 

しかし残念ながらアルファベット圏のインデックスタイプライターは1930年代に姿を消します。

あまり普及はしなかったようです。

 

Mignon AEG typewriter

 

さて、このインデックスタイプライターの使い方をご紹介したいと思います。

 

まず入力したい文字まで、

文字盤上部にある針を動かします。

 

(写真では小文字の i の上に針を動かしました。)

 

針の上部につまみがあるので、

針はすいすい動きます。

滑り過ぎて別の文字を指していることもあるので注意します。

 


 

次に右側についているレバーを操作します。

 

手前の右側のレバーが文字をタイプするレバーなので、

入力したい文字に針が移動した後にこのレバーを押します。

 

そうすると上部のタイプボールと呼ばれる、

インクの付いた文字が刻まれたボールが紙に接触します。

 

これでタイプ完了です。

 

他のレバーはスペースや改行機能が付いています。


 

上記の説明でもご理解いただけるかと思うのですが、

キーボード入力に比べるとはるかに手間がかかります。

 

アルファベットの配列もキーボードと全く異なります。

 

手書きの方が速いのではなかろうかという疑問まで出てきます。

 

(日本の和文タイプライターのプロは、

これ以上の文字を高速で入力できるという神業を持っていたそうですが…)

 

人気が出なかった理由も納得ですが、

今見てみると、

レトロな雰囲気がとてもおしゃれに感じます。

 

 

こちらのタイプライターは正常に稼働しますし、

タイトル程度の短い文章は比較的簡単に入力できるかなと思います。

 

本体をインテリアとして飾ったり、

カードや手紙の一部をタイプライターで飾ったり、

ちょっとしたデコレーションを楽しむのに便利な商品です。

 

 

タイプライターにちょっと詳しくなりました

 

この記事のおかげで、

タイプライターに少し詳しくなりました。

 

PC世代としては、

タイプライターはやはり不便で面倒な印象が強いのですが、

タイプライターの独特な文字の形状や独特な本体の形状は、

PCよりもはるかにおしゃれな機械だなと思います。

 

そういえば、

ワープロなんて存在も過去にありましたね。

 

ワープロ以降は文字を書くのも消すのも一瞬で出来るようになりましたが、

タイプライターは間違えると面倒なことになる欠点もあります。

 

文章を書く機械としてはやはり最新の機械には劣りますが、

コレクションやタイプライターの文字そのものを楽しむのもいいのではないかと思います。