ブログ更新回数が減りました
凄く個人的な理由なので特段言い訳などしませんが、
6月、
全然ブログ更新しませんでした!
我ながらびっくり!
今まで週4程度のペースで更新していましたが、
(英語バージョン含む)
夏はそこまで新商品が登場しないので、
更新頻度を控えめにすることとなりました。
4週間振りとか、
そんなに期間は空くことはそうそうないと思いますが、
今後は週1ペースで頑張りたいと思います。
ブログ久し振りすぎてある意味緊張しますよ。
商品説明上手く出来るかそわそわしますね。
久し振りなりに頑張って書きますので、
頑張って最後までお付き合いくださいませ。
2017年6月29日現在の新商品
既に新商品と言い難くなってきた商品たちですが、
当HPでは未紹介ですので、
新商品枠でご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、
6月初頭に入荷した商品がメインです。
アール・ヌーヴォーのワードローブ、
アール・ヌーヴォーのシートボックス、
アームチェア、
トーネットのダイニングチェア、
J&J Kohnのダイニングチェア、
以上の5点をご紹介したいと思います。
アール・ヌーヴォー様式の商品がメインのブログになりそうです。
アール・ヌーヴォー ワードローブ


最初にご紹介する商品は、
アール・ヌーヴォーのワードローブです。
フランスで入手したワードローブで、
木材部分の修復や布地を新しく張り替えた修復済みの商品です。
全体としては直線的なデザインが目立っているので、
ぱっと見アール・デコの雰囲気が漂うのですが、
ハンガー部分として使用されている金属にアール・ヌーヴォーの特徴が見られます。
写真ではわかりにくいのですが、
緩やかな曲線を描いているハンガーには、
細い曲線で彫刻が施されていて、
アール・ヌーヴォーらしい素敵なハンガーです。
高さは約182cmと背の高いワードローブです。
男性用のロングコートも問題なくかけられます。
ワードローブ下部には傘やステッキを立てるスペースもあります。
写真では底が抜けているのですが、
現在は傘立て部分に金属の受け皿が付いているので、
雨が降っても床を濡らす心配はありません。
鏡も付いているので、
お出かけ前に大変重宝するワードローブです。
玄関に一つあると助かりますね。
価格は390ユーロとお求めやすい価格です。
アール・ヌーヴォー シートボックス


続いての商品は、
先ほどのワードローブと同じく、
アール・ヌーヴォーのシートボックスです。
こちらも直線的な印象が強いのでアール・デコっぽいのですが、
アール・ヌーヴォー様式なんだそうです。
アール・ヌーヴォー後期でしょうか。
こちらのシートボックスは製作国不明です。
こちらのシートボックスも修復済みで、
座面の布地は先ほどご紹介したワードローブと同じ布地を使用しています。
セットで楽しみたい商品です。
このシートボックスですが、
日本ではあまり馴染みのない家具です。
ヨーロッパでは日本のような玄関というものが無い、
もしくは曖昧なので、
靴を着脱する場所に困ることが多々あります。
(現在はヨーロッパの多くの家庭で靴を脱いで家に入る習慣が定着してきました。)
そんなヨーロッパの玄関先で活躍してくれるのがシートボックスです。
このシートボックスは通常の椅子として使用するというよりは、
玄関先に置いて靴を着脱する時に使用する椅子という意味合いが強いです。
通常の椅子よりも座面が浅く、
座り心地はそんなに良くないのですが、
玄関に置いても邪魔になりません。
また座面部分を開けると収納スペースが現れます。
この部分には靴のお手入れグッズや、
お出かけに必要な小物などを収納することが可能です。
まだまだ広い日本の玄関先でも、
一つあると大変便利なシートボックス、
ご家庭にもお一ついかがでしょうか。
価格は190ユーロです。
アームチェア


さて、続きましても椅子のご紹介です。
最後まで椅子を紹介します。
こちらの商品はビクトリアのアームチェアで、
かなりアンティークらしいたたずまいです。
修復済みで、
緑色のレザーは張り替えられたものなので色がとても綺麗です。
結構久しぶりにビクトリアのアンティークを見たのですが、
やはり凄いですね。
存在感が半端ないです。
現在のお店の半分くらいがインダストリアルスタイルで、
3割程度がアール・ヌーヴォー、
残りアール・デコ、ビーダーマイヤー、その他、と、
ややシンプルなアンティークが多いので、
この椅子だけ全く調和がとれません。
やはりビクトリアにはビクトリアか、
古典様式の他の家具と一緒にしないといけませんね。
そんなわけで、
背もたれやアーム、脚に至るまでのこの細かい彫刻と、
丸っこいフォルム、
落ち着いた木材の印象などなど…
古典アンティーク好きな方におすすめの商品です。
また、このアームチェア、
脚が短いので写真の見た目以上に実物は可愛らしい印象です。
(脚の長さは33cmです。)
お子様用の椅子としても使えますね。
価格は200ユーロです。
トーネット ダイニングチェア


続いての椅子は、
トーネットのダイニングチェアです。
トーネットと言い切っていますが、
トーネット社の製品かどうかは不明です。
ベンドウッドのダイニングチェアと表現した方が良かったかもしれません…
でもトーネットのNo14と同じスタイルですよね。
座面に様々なデザインが見られるのがトーネットのダイニングチェア面白いところで、
こちらのダイニングチェアにはうっすらとアール・ヌーヴォー様式の模様が見られます。
(何度も修復されたようなので模様はうっすらとしか確認できませんが…)
この座面の模様がアール・ヌーヴォーらしさを表しています。
最近のトーネットはとてもシンプルですからね。
最近人気の高いトーネット、
何故か「チェコの」とか「ドイツの」とか色々言われているのですが、
元々はウィーン発祥なんですよ。
(今はドイツの会社になっています。)
是非そろそろ「オーストリアの」と言って欲しいわけです。
こちらのダイニングチェアは110ユーロです。
一脚しかないのが非常に残念ですが、
書斎用など使用範囲が広いので、
一脚でも活躍の場が多いダイニングチェアです。
J&J Kohn ダイニングチェア


最後の椅子のご紹介です。
こちらはJ&J Kohn社のダイニングチェアです。
こちらはステッカー付きなので製造元が判明済みです。
コーン社と言えばトーネット社と同様、
ベンドウッドで有名な家具メーカーです。
アール・ヌーヴォー期にはウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンなどと共に仕事をしていたこともあり、
アール・ヌーヴォー様式の美しい家具を多く残しています。
ちなみに…
コーン社もオーストリアの会社です。
(今は存在しませんが…)
アール・ヌーヴォー期のオーストリアは、
もの凄くデザインやアートに力が入っていたんですよ。
こちらのダイニングチェアは修復完了していません。
ですので価格未定です。
修復前なので木の艶がなく、
素朴な印象が強いです。
このくらいのマット感だと、
インダストリアルスタイルとも相性抜群になることに気づかされました。
ということであえてインダストリアルスタイルのランプの隣に置いて記念撮影です。
久し振りのブログ、辛い。
タイトルにうっかり本音が出てしまいました。
辛かったです。
でもこの商品紹介ブログというのを書くと、
自分でも知識が増えていくので案外お気に入りの仕事ではあります。
特にアンティークは調べれば調べるほど、
ストーリーや知られざる過去、世間の値段など、
面白いことがどんどん判明していきます。
なので、また1週間後くらいに更新出来れば良いなと思っています。
TwitterとInstagramを地味に宣伝要員として使用しているので、
どちらかを確認してもらえればブログ更新のタイミングがわかります。
(HPトップからも確認できますよ。)
今回の商品はオンラインショップにアップする予定はありません。
ですが気になる商品がございましたらメールでお気軽にお問い合わせください。
(英語、ドイツ語、日本語対応可能です。)
コンタクトからのメールフォームからもお問い合わせ可能です。
ではまた更新する気力がある日が来ることを祈って…!