フランスで仕入れたインダストリアル
今回は最近たくさん入荷した、
フランスからやってきたインダストリアルスタイルの商品をご紹介したいと思います。
何故フランスからインダストリアルなのか?
フランスというと何となく古典的なアンティークが多そうなイメージですが…
もちろん、
フランスには古典的なアンティークもたくさんあって、
質もかなり良い物がたくさん出回っています。
でも古典アンティークだけではなく、
さすがアートの国、
時代時代に流行したインテリアがほぼ全て手に入ります。
(手に入らないとしたらビクトリア様式などでしょうか。)
更に古典アンティークよりも、
アール・デコ期以降のアンティークやヴィンテージ商品が、
もの凄く良心的な価格で取引されているのです。
もちろん、
パリなどの大都会では何でも高額ですが、
郊外に仕入に行くとお手頃なものがたくさん見つかります。
そんなフランスから国境を越えてやってきた、
比較的安価なインダストリアルスタイルのインテリアを今回はご紹介します。
2017年7月17日の商品紹介
では早速7月17日の新商品紹介をしていきたいと思います。
前述した通り、
今回はインダストリアルスタイルのインテリアオンリーです!
インダストリアルスタイルって何?
という方はまず写真をご覧になって下さい。
インダストリアルスタイルは趣味じゃない!
という方は広い心で別の角度からインテリアを楽しんでみて下さい。
インダストリアルスタイル大好き!
な方はそのまま楽しんで下さい!
今回は、
書類棚2種類と看板3種類の合計5点です。
メタル書類棚①


最初にご紹介する商品はメタル製の書類棚です。
一番最初にフランスからやってきた商品の紹介です!
とか言っちゃってますが、
この書類棚だけはオーストリア国内からやってきました。
(というか近場で手に入れました。)
フランスというカテゴリよりは、
インダストリアルスタイルというカテゴリで見て頂けると助かります。
(大らかな心で)
最初から方向性がおかしくなりましたね。
さて、こちらの書類棚ですが、
オフィスで使用されていたもので、
メーカーについての詳細はよくわかっていません。
棚の一番上についている鍵には、
Zeiss Ikonと記載されているので、
鍵のメーカーだけはドイツのZeiss Ikon社ということがわかります。
(カメラのメーカーではないです。)
ドイツの鍵メーカーを使用しているので、
本体も恐らくドイツ製ではないかなと思われます。
98.5cmの高さで、
引き出しが30個付いています。
引き出し一つ一つは、
書類数十枚程度のキャパシティーでとても薄いです。
家庭で日用品の収納にはやや不向きですが、
オフィスや店舗での使用には最適です。
特にインダストリアルスタイルの店舗に設置すると、
おしゃれできちんとしたイメージが強くなるのでおすすめです。
価格は220ユーロです。
メタル書類棚②


続いての商品からようやくフランスからやってきた商品です!
次の商品もメタル製の書類棚です。
フランスらしく色使いが可愛らしいです。
こちらの書類棚は、
フランスのStraforという家具メーカーのもので、
カードケースとして使用されていたものです。
残念ながらこのStraforという会社は現存しないのですが、
1920年ころから多くの金属製の家具、
特に写真のような書類棚やポストボックス、ロッカーなどを製作・販売していました。
まさにインダストリアルスタイルの象徴と言える家具をたくさん作っていた会社です!
Straforのメタル製家具は金属の色がそのまま使用されていたり、
黒や灰色のものが多く存在していて、
この商品のような色使いは少し珍しいと言えます。
一番上の段のみモスグリーンで、
下の5段と脚は全てテラコッタカラーになっています。
各段全て取り外し可能で、
単体での使用や順番を入れ替えての使用も可能です。
価格は550ユーロです。
看板 SHELL

ここからメタル製の看板をご紹介していきます。
続いての商品はShellの看板です。
言わずもがな、
世界最大級の石油会社シェルの看板です。
日本でもガソリンスタンドたくさんありますね。
日本のシェルは昭和シェル石油という会社です。
シェルという会社は、
(ここではロイヤル・ダッチ・シェルという親会社についてです。)
現在ではオランダに本拠地を構える、
オランダとイギリスの企業なのですが、
全世界に傘下の企業があるので、
国際企業と呼ぶのが相応しいかもしれません。
さてこのシェルという会社ですが、
設立のエピソードがとても面白いのです。
石油会社なのになぜシェル(貝殻)という名前なのか?
実はシェルは貝殻細工製造販売からスタートした会社だったそうです。
なぜ貝殻細工を始めたのかというストーリーも興味深く、
シェルの創設者の父親が日本の三浦海岸で見つけた貝殻に魅了されて始めたという、
この貝殻のマークは日本とも繋がっていたというエピソードに衝撃を受けました。
こういったエピソードを踏まえてこのマークを眺めると、
何故か感慨深くなってくるのは気のせいでしょうか…
さて、
このフランスのシェルの看板は、
1950年代~1960年代頃の看板で、
現在と貝殻のデザインがかなり異なります。
(昔のデザインの方が若干リアルですね。)
価格は350ユーロです。
看板 RENAULT

続いての商品は、
またまた超有名企業、ルノーのメタル看板です。
ルノーと言えば、
言わずと知れたフランスの大手自動車会社で、
今や日産自動車もルノーの傘下になっていますね。
ルノーと言えばこの看板のように菱形のマークで有名ですが、
この菱形が採用されたのは1925年で、
それ以前は良くある円形のマークだったようです。
何故突然菱形になったのか?
色々な憶測が飛び交っているのですが、
一番興味深かったのがこちらの記事です。
マイナビニュース:広報担当者すら知らない!? ルノーのロゴが"ひし形"である理由
ボディにあった穴を塞ぐのに適していたから、
という何ともフランスっぽい理由なのが面白いなと思いました。
真偽のほどは定かではないとしても、
世界中で親しまれているこの菱形の由来が、
こんな個性的な理由だったと思うと面白いですね。
さて、こちらのルノーの看板ですが、
1950年代~1960年代頃のもので、
現在の菱形のデザインに比べると平坦な印象です。
レトロ感が強く、
サイズが約115x77 cmと巨大で、
とてもインパクトの強い看板です。
価格は380ユーロです。
看板 MARTINI

最後の商品紹介です。
最後の商品は、
以前にも紹介したことのあるマルティーニの看板です。
以前紹介したマルティーニの商品は灰皿でしたが、
今回はメタル看板です。
こちらのマルティーニの看板もフランスからやってきた商品なので、
一部フランス語表記になっています。
マルティーニのロゴは1920年代頃からあまり変化がないのですが、
こちらの看板は1960年代前後の物のようです。
マルティーニのロゴはシンプルなのに、
とても鮮やかで目を引くデザインで、
インテリアとして使用するととても華やかな印象を与えてくれます。
(鮮やかな赤い色が華やかさを引き出しているのでしょうね。)
大きさは97x38 cmと大きいので、
当店では天井にぶら下げて飾っています。
価格は400ユーロです。
インダストリアルスタイルの様々なインテリア
今回はインダストリアルスタイルのインテリアを色々とご紹介しました。
インダストリアルスタイルというと無機質で男性っぽい印象が強いのですが、
今回ご紹介した商品は比較的明るくてポップな印象の物が多かったように思います。
インダストリアルスタイルの家具は比較的取り扱いが簡単なので、
インテリアとしてはかなり優秀なスタイルだと思います。
(アンティーク家具やデザイナー家具のように傷が付いたらNGというものではなく傷が味になるスタイルです。)
夏場は特に温度や湿度など気にしなくても良いので、
今の季節にこそぴったりなインテリアと言えるでしょう。
是非ジメジメした季節に、
クールなインテリアでお部屋を彩ってみてください!