モンブランが大量にやってきました
今回はモンブランについてのブログです。
あの筆記具で有名なモンブランです。
最近大量にモンブランを入荷したのでそのためです。
モンブラン、私も昔持っていたことがあるのですが、
結局高級すぎて全く使わず売ってしまった思い出があります…
なぜかと言うと、
私の字なんて大して綺麗でもなく、
また誤字が半端じゃなく多いので、
数万円もするペンで書くようなものでもないんです。本当に。
モンブランは使う人を選びますね。
モンブランはその名前からフランスやスイスの企業っぽいのですが、
元々はドイツ、ハンブルクの企業でした。
(現在はスイスの企業です。)
1906年に万年筆の製造から開始し、
1909年にモンブランという名称が確立、
1924年にはマイスターシュテュックが販売開始されます。
100年以上筆記具の製造を続けるモンブランは、
その品質の高さと上品さから、
コレクターがとても多く、
コレクションアイテムもたくさんあるのが特徴です。
今回はアンティークショップらしく、
やや古いモンブランの筆記具をご紹介したいと思います。
2017年7月27日の商品紹介
さて、今回ご紹介する商品は、
前述したようにモンブランオンリーです。
マイスターシュテュック ボールペン、
マイスターシュテュックNo.29 万年筆、
マイスターシュテュックNo.146 万年筆、
ヘミングウェイ 万年筆、
以上の4点をご紹介していきます。
モンブラン ボールペン マイスターシュテュック


まずはモンブランのボールペンからご紹介します。
こちらのボールペンは、
一番ベーシックなマイスターシュテュック・クラシックです。
こちらのマイスターシュテュック・クラシックは現在も製造販売しているラインです。
マイスターシュテュックには様々な色や大きさがあるのですが、
こちらはクラシックサイズと呼ばれる一番ベーシックなサイズと、
ボディーが黒、金属はゴールドコーティングされた美しいボールペンです。
繰り出し式のボールペンで、
使いやすさが抜群で、
重さも20g程度と筆記にちょうどいい重さも魅力です。
この形の物を以前持っていたのですが、
新品よりも中古の方が扱いやすいような気がします。
中古は既に手に馴染んだ感覚があるので、
なめらかで書きやすく、
新品にはない独特な味があります。
新品を使い続けて自分のものにしていくのも素敵ですね。
ベーシックなモンブランのボールペン、
日常使い用として活躍してくれること間違いなしです。
モンブラン 万年筆 マイスターシュテュックNo.24




続いての商品は、
モンブラン・マイスターシュテュックの万年筆、No.24です。
こちらのNo.24は現在では生産されていないシリーズで、
1960年代に製造開始され普及した「二桁シリーズ」と呼ばれる型の一つです。
二桁シリーズとはその名の通り、
二桁の製品ナンバーのシリーズです。
現在では二桁ナンバーの商品は中古でしか手に入れることはできません。
さてこちらNo.24ですが、
二桁シリーズの中では最も普通の商品です。
二桁シリーズには24の他にも、
12、14、32、74、82 etc...色々あるのですが、
高級ラインの10番台と70番台以上、
廉価版の30番台、
そして20番台が普及品と呼ばれています。
(詳しくはこちらのサイトがとても参考になります。
万年筆おやじの健忘録:MONTBLANC 「誰でもわかる2桁入門」(その1) )
この24はペン先が14金です。
高級ラインと呼ばれるものは18金です。
この辺りで価格差を付けているわけですね。
普及品といえどやはりモンブラン、
滑らかな書き心地はとても上質なものがあります。
この二桁シリーズ特有なペン先が樹脂で覆われているデザインも、
1960年代っぽくレトロでおしゃれですね。
万年筆を愛用される方には、
是非日常使い用としておすすめしたい一品です。
モンブラン 万年筆 マイスターシュテュックNo.146




続いての商品は、
モンブラン・マイスターシュテュックの万年筆、No.146です。
こちらの万年筆は、
一部現行のものと異なりますが、(ペン先のカラーが異なります)
現在でもモンブランで製造販売されているシリーズです。
こちらのマイスターシュテュックは、
ル・グランと呼ばれるモンブランの中で2番目に大きい万年筆です。
大きいと言っても3番目のクラシックサイズと数ミリの違いなのですが、
このミリ単位の違いでシリーズを変えるところもモンブランのなせる業ですね。
こちらのマイスターシュテュックNo.146ですが、
ブラックの本体とゴールドのパーツがとても大人っぽい印象です。
限定品でないものですと、
パーツがプラチナやレッドゴールドなどもあります。
とてもシックな万年筆です。
先ほどご紹介したNo.24と比較してみたのですが、
No.146の方が一回りくらい大きい印象でした。
グリップもしっかりとした幅があるので、
安定した書き心地を楽しむことが出来るかと思います。
特別な時に特別なペンを使用したい、
そんなイメージにぴったりの万年筆です。
モンブラン 万年筆 ヘミングウェイ




最後の商品紹介です。
最後はモンブラン作家シリーズの第一弾、ヘミングウェイです。
この作家シリーズ、
シリーズと言うからにヘミングウェイだけではありません。
アガサ・クリスティーやシェイクスピア、ドストエフスキーなどなど、
有名作家をイメージした筆記具が現在も数量限定で販売されています。
(2017年は星の王子さまのサン=テグジュペリだそうです。)
これら作家シリーズの素敵なところは、
各作家のイメージに沿ったデザインが施されているところではないでしょうか。
こちらのヘミングウェイは初代ということもあり、
他の作家に比べ若干装飾性に欠けるかなという部分がありますが、
この静かな美しさもヘミングウェイらしさなのでしょう。
(今年のサン=テグジュペリのペン先には☆マークが施されていて!!です!)
さてこのヘミングウェイ、
今までのクラシックやル・グランなどとかなり異なっています。
このヘミングウェイのベースとなったペンは、
1930年代のNo.139というモデルです。
相当昔のモデルを使用しているわけです。
この139、軸がかなり太いです。
ペン先は18金でこちらも結構大きいです。
図太いイメージのヘミングウェイ万年筆、
書き心地の好みは結構はっきりと分かれてしまいそうですね。
(私は手が小さいので使いこなせませんでした。。)
やはり限定モデル、
コレクションとして楽しむのに最適なのかもしれません。
もしくは特別な日の特別なペンとして使用するのも素敵ですね。
奥が深すぎるモンブラン
モンブランを4点ご紹介していきました。
はっきり言ってモンブランの筆記具は、
ロレックスやオメガのような腕時計くらい奥が深い代物でした…!
調べれば調べるほど謎が深まっていくのです。
とくに万年筆はもの凄く多くの知識が必要なようで、
激安万年筆や絵画用ペンしか使ったことのない私にとって、
今回のモンブラン特集は勉強することがたくさんたくさんありました。
モンブランは筆記具の世界的なブランドだと思っていたのですが、
どうやら近年は筆記具メインのブランドではないそうなんですね。
(腕時計や革製品が主役らしいのです。)
私はこの事態にかなりショックを受けており、
いつかまた筆記具のモンブランとして一世風靡してほしいと願っております。
PCやスマホばかりで文字を書くことが少なくなったこんな時代だからこそ、
文字を書くときは特別なペンで書きたいなと思います。
ちなみに…
今回の商品は価格を一切掲載しませんでした。
売る気はあるのですが販売価格を決めかねています。
もし気になる商品がございましたら交渉してください。