ハロウィンを飛び越えてクリスマス気分
2017年もあっという間に残すところ2ヵ月半。
早いですね。
夏の間は特にニット製作はしないので、
8月くらいに頑張ろうと思っていたクリスマスボールの製作に、
今ようやく取り組み始めました。
それでもまだ本番まで2ヵ月くらい余裕があるので大丈夫かなと思っていますが…
そう、
10月の今、
ハロウィンなんか目もくれず、
クリスマスの準備を始めました。
今回はそんなクリスマス準備とヨーロッパの10月くらいの雰囲気を語るブログです。
10月のオーストリアの雰囲気
天気があまり良くないヨーロッパの秋は、
朝はかなり寒くて冬の様です。
10月と言えば、
アメリカや日本などではハロウィンカラーで街が彩られておりますが、
ヨーロッパではそんなにハロウィンは浸透していません。
たまに雑貨屋さんやスーパーで、
ハロウィン用のお菓子や雑貨などを見かけることはありますが、
仮装したりパーティーしたりは習慣としてありません。
(バーやクラブでパーティーなどはやってるかもしれません。)
ハロウィンよりは、
11月1日の諸聖人の日の方が大切なイベントです。
諸聖人の日は多くのヨーロッパの国々で祝日扱いなのですが、
この日に皆こぞってお墓参りに行きます。
諸聖人の日は日本で言う所のお盆の様なものですね。
このヨーロッパ式お盆では、
日本のお盆程の下準備はいらないものの、
お供えするお花やキャンドルなどを用意しなくてはいけません。

お花はこの写真の様な、
ちょっとクリスマスの飾りの様なドライフラワーをお供えします。
生花でも問題ないと思うのですが、
このドライフラワーの方が主流です。
(多分この時期の生花の方が価格も高いです。)
写真は市場で見かけた手作りの物です。
大型スーパーマーケットやお花屋さん、
お墓近くの露店でも販売しています。
手作りキットも売っているので、
手作りもありかもしれません。
キャンドルはお供え用の、
雨風に耐えられるケース入りの太いキャンドルがスーパーなどで売っていて、
それをお供えします。
裸のキャンドルだと祈りをささげている間に火が消える可能性があります…
この様に、
ハロウィンよりも諸聖人の日の方が重要なので、
10月のオーストリアはあまりハロウィンしていません。
諸聖人の日の後は一気にクリスマスカラー一色になるので、
むしろ10月頃から大手の雑貨店ではクリスマス雑貨を販売し始めています。
今年もクリスマスはクリスマスボールから
というわけで、
私も大手に負けじとクリスマスの準備を始めることとなりました。
(間に合わないから、なんですけどね。)
とにかく時間のかかるクリスマスボールの製作からスタートしています!


今のところ2個完成しました!
今回もアルネ&カルロスのクリスマスボールパターンにお世話になっております。
今回はクリスマスの絵柄というよりは、
フェアアイルの柄(ワンパターンですが…)をひたすら編んでいます…!
色を変えたりしてもっと作る予定です。
基本の赤緑白の3色は、
見れば見るほどキャンディケインに見えてきます…
カラフルなボールが楽しめるフェアアイル柄、
複雑なように見えますが、
パターンが決まっているので結構楽しく編めますよ。
これから12月に向けてもっとたくさん製作していきたいと思います。
お店では1個5ユーロから8ユーロ程度で販売しています。
(私の時給安いです…)
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
一年で一番煌びやかな季節に向けて
クリスマスなんてまだまだ先のことと思いますが、
世界で一つの手作りクリスマスの準備はなかなか手間がかかります。
素敵なクリスマスを迎えるために、
クリスマス気分を少し長めに味わうために、
準備のフライングスタートをしてみても面白いかもしれません。
是非準備段階からクリスマスを楽しんで下さいね!